本記事ではそんな悩みを解決します。
・ワーキングホリデーの失敗を防ぐ方法
・ワーキングホリデーの目的を達成する方法
私はオーストラリア、カナダ、ニュージーランドの3ヵ国でワーキングホリデーをしてきました。
その後、セカンドワーホリでオーストラリアに戻り、現地就職。
留学業界での経験は10年以上で、今まで1万人以上の留学希望者をカウンセリングしてきました。
ワーキングホリデーでは、失敗する人もいますし、成功する人もいます。
失敗する人と成功する人の違いとは?
本記事では、よくある失敗談、解決方法、目的を達成する方法などを解説します。
ワーキングホリデーで失敗したくない人、必見です。
■目次
ワーキングホリデーの失敗談
そもそも、失敗とは目的が達成できなかったという意味ですよね。
なので、ワーキングホリデーの失敗とはどういうことかというと、ワーキングホリデーの目的が達成できなかったということ。
どのようなワーキングホリデーの目的が達成できなかったのか、よくある失敗談を解決方法とともに解説します。
失敗談①:英語が上達しなかった
「英語を話せるようになる!」と意気込み、ワーキングホリデーしたけども、結局、英語が上達せず帰国。
よくある話です。
理由の多くはワーホリ中に日本語環境にいるから。日本人の友達と過ごしたり、日本の動画を見たり、日本食レストランで働いたり。
英語は日本語環境にいても伸びません。スピーキングはスピーキングしないと伸びないし、リスニングもリスニングしないと伸びません。
・英語の動画を見る
・日本食レストラン以外で働く
英語環境に染まれるよう、自ら行動し、環境をつくることが英語を上達させるポイントです。しかし、いきなりは難しいので、少しずつで大丈夫。
まずは語学学校で英語に慣れ、日本人以外の友達を作る。日本食レストランの仕事が慣れたら、ローカルのお店の仕事にチャレンジ。
といったように、できることから少しづつステップアップしていけば、誰しも英語環境を作ることができます。
英語環境で1年間過ごすことができれば、英語は上達します。
失敗談②日本人以外の友達ができなかった
「世界各国に友達を作る!」と強く思い、ワーキングホリデーしたけど、日本人以外の友達が全くできず帰国。
そんな人も少なくないです。
主な理由は日本語環境にいるから。失敗談①の理由と同様。日本語環境にいるから日本人以外の友達ができない。
もう少し掘り下げると、なぜ日本語環境にいるかというと、英語環境が大変だから。日本語が楽だから。
楽な方に流される人は少なくないですよね。
・趣味や好きなもので英会話
・韓国人と仲良くなる
日本人以外の友達を作るには、英語でコミュニケーションが必要。英語ができればできるほどコミュニケーションはとりやすくなるので、ワーホリ前から英語勉強。
自分の趣味や好きなものを話すのは楽しいですよね。また、同様の趣味や好きなものを持った人とは友達になりやすいので、趣味や好きなもので英会話できるよう勉強しておく。
韓国人は日本人と笑いの感覚や、英語の発音などが似ているので、友達になりやすいです。まずは韓国人から友達になり、そこから多国籍へとつなげていくのもオススメ。
失敗談③希望の仕事に就けなかった
「ワーキングホリデーでローカルのカフェで働く!」ことを目的に渡航したものの、希望の仕事に就けず日本食レストランでワーホリが終了。
あるあるです。
主な理由は2つ。英語力と仕事を探すエリア。
英語力がそこまで高くないので、希望の仕事に就けない。住んでいるエリアに仕事が少ないので、見つからない。
・日系のお店から始めてみる
・仕事の多い都市で探す
希望の仕事に就くために、その仕事で求められている英語力をまずは身につける。
英語力が身に付くまで、まずは日系のお店でチャレンジしてみる。ローカルのカフェが希望なのであれば、まずは日系のカフェでチャレンジ。
可能性を上げるために、仕事の多い都市で仕事を探す。
失敗談④ホームシックになりすぐ帰国
「ワーホリで1年間の海外生活を経験し成長する!」と決心し、渡航。そしてホームシックになり1週間で帰国。
そんな人もいます。
ホームシックの主な原因は、現地に友達がいないこと、家族がいないこと。つまり、不安が原因。
・リラックスできるものを持参する
・2週間耐える
ホームシックですぐ帰国しないためには、不安のはけ口を作ることが大切。
渡航時はまだ友達がいないので、不安になったら、日本にいる家族や友達に連絡したり。スカイプやラインなど連絡手段はたくさんありますよね。
リラックスできるものを持参するのもオススメ。例えば、好きな音楽。不安になったら、好きな音楽を聴いて落ち着かせてみる。
上記を繰り返し、2週間耐えてみる。だいたい2週間程度で友達ができ始めるので。現地の生活にも慣れてくるので、まずは2週間乗り越えましょう。
失敗談⑤シェアハウスでトラブルに遭い帰国
シェアハウスでトラブルに遭い、海外生活が不安になりワーホリ途中で帰国。
そんな人もいます。
シェアハウスでの主なトラブルは下記↓
・異臭
・物がなくなる
・シェアメイトが洗濯や掃除をしない
・デポジットやボンドが返ってこない
・シェアハウス詐欺
物件見学時に、どんなオーナーか、どんなシェアメイトかなど、詳細チェックを怠っているのがトラブルに遭う主な原因。
・貴重品を自己管理
・レシートをもらう
物件見学を行い詳細をチェックし、貴重品を自己管理し、デポジットやボンドを払った時にレシートを書いてもらえば、事前に防げるトラブルばかり。
しかし、シェアメイトとの相性などは住んでみないとわからないので、まずは住んでみる。そしてよっぽど合わなければ、引っ越せばいいだけの話。
国によって、文化や価値観は異なるので、トラブルに遭うこともありますが、それも経験。
下記記事でシェアハウスのメリットやデメリットも記載しているので、気になる方はぜひ。
失敗談⑥資金がなくなり帰国
資金がなくなり、ワーホリ途中で帰国する人もいます。
資金がなくなる理由は3つ。資金の準備不足と現地での散財、そして現地での資金調達。
事前に資金をあまり用意していこなかったので資金がなくなる。もしくは現地での使い過ぎ。
また、現地では時給の安い日本食レストランの仕事しか見つからず、生活資金を稼ぐことができず帰国。
・現地で節約
・時給の良い仕事を見つける
まずは十分な資金を準備。初めてのワーホリであれば、最低でも100万円以上は準備しましょう。
現地で節約することも大切。日本よりも外食に費用がかかることが多いので、自炊メインで生活。
時給の良い仕事を見つけることも重要。日系よりもローカルの仕事の方が時給が良いので、ワーホリの始めは英語勉強メインで。
上記3つを気をつければ、資金不足は防げます。
失敗談⑦希望の国のワーキングホリデービザが取れなかった
「イギリスに行きたかったけど、ビザが取得できなかった...」
「カナダに行きたかったけど、ビザが取れなかった...」
国によっては、よくある話です。国によって、ワーキングホリデービザの発行数に制限があったり、申請時期に条件があったりするので。
そして仕方なく、別の国でワーホリしたけど、満足できず。そんな人も少なくありません。
・頻繁に情報アップデート
・早めに申請
希望の国のワーキングホリデービザを取得するため、まずは情報収集。いつ、どのように申請すればいいのか、信頼できる情報源(大使館や移民局など)から情報収集する。
また、ビザの詳細や申請方法が変更されることもあるので、頻繁に情報アップデートするよう心がけるのも大切。
そして、余裕をもってビザ申請。ビザ発行には時間がかかることもあるので。
失敗談⑧帰国後の就職や転職がうまくいかなかった
「ワーキングホリデーでさまざまことを吸収し、帰国後の就職を成功させる!」と意気込みワーホリしたものの、帰国後の就職がうまくいかなかった。
という人は少なくありません。
理由の多くは、ワーホリ中に自信を持って言えるものを作れていないから。
ワーホリしたものの英語力やスキルが身についていないので、帰国後の就職に活かせない。
・多国籍な環境で過ごす
・さまざまなことにチャレンジ
帰国後の就職にワーホリを活かすには、ワーホリ中に英語力やスキルを身につけることが重要。
英語勉強し英語力を身につける。多国籍な環境で生活し、コミュニケーション能力や柔軟な考え方を学ぶ。
だた楽しく生活するのではなく、さまざまなことにチャレンジし、経験を積んでいけば、帰国後の就職で活かせる英語力やスキルは身に付きます。
失敗談⑨永住権が取得できなかった
「ワーキングホリデーから永住権につなげる!」と強い目的を持ち、ワーホリしたものの、夢半ばで帰国。
そんな人もいます。
主な理由は甘い考え方。簡単に英語が上達する、簡単に現地就職できると思っていたり。つまり、永住権取得は難しくないと捉えている。
そのため、現地で大変なことがあると、心が折れてしまい、帰国。
・情報取集
・コネクションを増やす
国により、永住権取得方法は異なります。代表的なものは、自分で申請する方法と、現地就職しその企業と申請する方法。
いずれにせよ、英語力が必要になるので、まずは英語勉強。
そして、どのように申請すればいいのか情報収集。正確な最新情報は英語のサイトにしか載っていなかったりするので、やはり英語が必要。
コネクションを増やし、現地の永住権保持者からリアルな体験談や現地就職のコツなどを聞いたりすることも大切。
英語力と情報があれば、永住権取得も不可能ではありません。
失敗談⑩現地就職できなかった
「ワーキングホリデーで現地就職する!」ことを憧れ、ワーホリする人も少なくないですが、目的達成できる人は少数派。
主な理由は英語力と自己アピール。
英語ができないので、仕事の選択肢がない。英語ができないので、英語の求人を見ることができない。自分をうまくアピールできないので、雇ってもらえない。
そして、現地就職をあきらめ帰国。
・情報収集
・自己アピール
現地就職するためには、まず英語勉強。
英語ができれば仕事の選択肢が増えますし、英語の求人広告も見れるので、求人の数も増えます。
あとは、面接や履歴書で自己アピール。日本は謙遜の文化ですが、海外では自己アピールが大切。
自分は何をしてきて、何ができて、どのようにその会社に貢献できるのか。自分の活かせる経験やスキルを分析し、論理的にアピール。
そうすれば、現地就職できる可能性は格段にあがります。
上記がよくある失敗談です。
失敗談を知り、解決方法を知ったので、ワーキングホリデーで失敗する可能性は低くなったはず。
しかし、成功には失敗はつきもの。失敗することもあります。
では結局、ワーキングホリデーで目的を達成するには、成功するには何が必要なのか、下記で解説します。
ワーキングホリデーの目的を達成する方法
ワーキングホリデーの目的を達成する方法です↓
・英語勉強
・失敗しても改善し行動
①目的を明確にする
ワーキングホリデーの目的を達成するため、まずは目的を明確にする。
目的がないと目的を達成することはできません。当たり前ですよね。
人は目的があれば行動するので、明確な目的を持つことは大切。
例えば、下記。
・海外旅行のために働く
・ワーキングホリデーの失敗談を知るために調べる
上記のように、目的があるから行動しますよね。
そしてその目的や目標への思いが強ければ強いほど、人は行動します。
なので、ワーキングホリデーで自分は一体何がしたいのか、自問自答し、目的を明確にしましょう。
②英語勉強
次に英語勉強。なぜなら、上記でご紹介した失敗談のほとんどが英語ができないことが原因なので。
英語ができないから現地で希望の仕事に就けない、情報収集できない、トラブルに対応できない、帰国後の就職に活かせない。
ワーキングホリデーで英語ができないと、目的達成は難しい。
しかし、逆に英語ができれば、目的達成できる可能性はグンと上がります。
なので、留学前も留学中も英語勉強。
しかし、嫌々勉強しても頭に入ってこないので、ポイントは楽しい英語勉強法を見つけるということ。
勉強が楽しいと自ずと勉強するので。
洋画が好きなのであれば、洋画で英語勉強すればいいし、韓国の友達と英会話するのが楽しければ英会話をする。
楽しむということが、英語成長の近道。
③失敗しても改善し行動
ワーキングホリデーで目的を達成している人、成功している人は、失敗してもあきらめません。
失敗から学び、改善して再度チャレンジ。あきらめることなく行動と改善を繰り返せば、目的は達成できます。
例えば、下記。
・英語を話せるようになると決意しワーホリを決断。しかし渡航後、語学学校で最初にできた友達は日本人。授業中以外は日本人の友達と過ごし、全く英語が伸びず。しかしそこであきらめず、韓国人の友達を作り、ドイツ人の友達を作り、放課後も英語環境に染まり英語が上達。
・ローカルのカフェで働くことを目的にワーホリを開始。しかし、英語力が乏しく、なかなか見つからない。再度、語学学校に通うお金もないため、いったんローカルの仕事はあきらめ、日本食レストランで働く。そこで貯めたお金で再度語学学校に通い、英語を上達させ、再度ローカルのカフェの仕事にチャレンジし、見事仕事をゲット。
・現地就職することを目的にワーキングホリデーでオーストラリアに渡航。しかし、10社以上に応募したけども、仕事は決まらず。あきらめかけるも、自分には何ができるのか再度自己分析し、現地の留学エージェントの仕事に応募。面接後1週間待つように言われたものの、3日後に再度連絡し自己アピール。そしてやる気が伝わり、無事、現地就職。
上記のようにあきらめず、改善と行動を続ければ、ワーキングホリデーの目的は達成することができます。
ちなみに現地就職の例は、私の実体験です(笑)
まとめ|ワーキングホリデーで失敗しても改善し行動し続ける
ワーキングホリデーの失敗談から、失敗の原因を学ぶことができます。
失敗する原因がわかれば、あとは対応するだけ。
そうすれば、失敗する可能性はグンと下がります。
それでも、失敗することはあります。
しかし、失敗したとしても、改善し行動を続ければ、ワーキングホリデーの目的を達成することは可能。
結論、目的に向かって、行動し続けることが大切。
失敗することを恐れ行動しないと、何も経験できません。
失敗よりも、チャレンジしないことのほうが問題かも。
ワーキングホリデーしてみたいのであれば、やってみましょう。
違う景色が見えてきます。
ワーホリで失敗しないためには何をすればいいんだろう...