「オーストラリアで働いてみたいけど、どうやったら働けるんだろう...」
オーストラリアで働く方法や資格、気になりますよね。
本記事では下記を解説します。
・オーストラリアで働くには資格は必要?
・英語できない人でも仕事は見つかる?
・オーストラリアで働く日本人
・オーストラリアで働く方法
私はオーストラリアで5年以上働いていましたが、働き始めるまでは不安ばかりでした。
本当にオーストラリアで働けるのか、仕事は見つかるのか...
そんな過去の自分と同じような悩みを持っている方の不安を解消できればと思い、本記事を作成しました。
オーストラリアで働くために必要なものを知りたい方、必見です。
■目次
オーストラリアで働くために必要なもの
さっそく、結論から。
オーストラリアで働くために必要なものはビザです。
ビザがあれば働けます。
なぜなら、働けるビザがあればその国で法的に働くことができるので。
逆になければ、法的に働くことができません。
ビザとは?
ビザとは査証のことで、簡単にいうと滞在許可証のようなものです。
他国に入国する時や滞在する時に必要になります。
ビザの種類
ビザには種類があり、観光するなら観光ビザが必要。
勉強するなら学生ビザ、そして働くためには働けるビザが必要になります。
オーストラリアで働けるビザの種類
オーストラリアで働けるビザの種類です↓
・卒業生ビザ
・ワーキングホリデービザ
・就労ビザ
投資家ビザなど他にも働けるビザはありますが、代表的なものは上記です。
それぞれ簡単に解説します。
学生ビザ
学校で勉強する人が取得するビザです。
英語学校でも、専門学校でも、大学でも取得可能。
働けますが、制限があり、働ける時間は2週間で40時間以内。
学校に通う期間がビザの期間となり、ビザの期間が働ける期間となります。
卒業生ビザ
オーストラリアで大学を卒業した後に取得できるビザです。
Bachelor(学士)やMaster(修士)と呼ばれる学位を卒業する必要があります。
働ける時間に制限はありません。
働ける期間は専攻や学位により異なりますが、取得できれば18ヵ月~4年の期間働くことができます。
ワーキングホリデービザ
18歳以上~30歳以下の人が取得できるビザです。
働ける時間に制限はありませんが、働ける期間はビザの期間の1年間。
しかし、農場などで季節労働を行えば、2年目や3年目も取得可能。
就労ビザ(ビジネスビザ)
会社にビザのスポンサーとなってもらい取得できるビザです。
なので、就労ビザをサポートしてくれる会社を見つける必要あり。
ビザの期間は最長4年間。
働けるビザのまとめ
30歳以下の方が費用を抑え海外で働きたいのであれば、ワーキングホリデービザ。
オーストラリアで英語を真剣に学びながら働きたいのであれば、学生ビザ。
大学進学を考えているのであれば、学生ビザ+卒業生ビザ。
1年以上の就労を希望しているのであれば、ビジネスビザ。
しかし、ビジネスビザをサポートしてくれる企業は簡単にはみつからないので、まずは学生ビザやワーキングホリデービザからチャレンジし、ビジネスビザにつなげていくのが現実的。
では、ビザだけあれば本当に働けるのか?
資格は必要ないのか?
下記で解説します。
オーストラリアで働くには資格は必要?
結論、資格がなくても働けます。
現に私は資格をもっていませんでしたが、現地企業で働いていました。
留学関係の会社で仕事をしていました。
なので、資格がなくても働けます。
必要なもの資格ではなく働けるビザです。
資格が必要な仕事もある
しかし資格が必要な仕事もあります。
例えば、オーストラリアではお酒を取り扱っている会社で働く場合、RSAと呼ばれる資格が必要になります。
なので、パブやバー、またお酒を提供しているカフェやレストランで働くときは注意が必要。
しかしRSAは現地で1日で取得できるような資格なので、そこまで不安にならなくても大丈夫。
専門職は資格が必要
日本で働くときに資格が必要な仕事は、通常、海外でも資格が必要になります。
例えば下記↓
・看護師
・医師
・会計士
などなど。
なので、オーストラリアで専門職に就きたい場合は、資格を取得する必要あり。
専門職でなければ、資格がなくても働ける。
けど、英語ができなくても仕事見つかるの?
と不安になる方も多いのでは。
下記でオーストラリアで働くときに使う英語に関して解説します。
英語できない人でも仕事は見つかる?
結論から言うと、英語できない人でも仕事は見つかります。
なぜなら、英語を使わない仕事もあるので。
英語できない人ができる仕事
英語できない人ができる仕事は、日本語がメインの仕事やコミュニケーションが少ない仕事。
例えば、日系企業の事務作業。働いている人のほとんどが日本人で、作業がデータ入力などであれば、英語ができない人でもできます。
また、日本食レストランの裏方。皿洗いをしたり、野菜を切ったり、簡単な料理をしたり、コミュニケーションをあまり必要としない職場であれば、英語ができない人でも働けます。
英語できないと仕事が制限される
しかし、英語ができないと仕事の幅が制限されます。
なぜなら、日本語環境やコミュニケーションがそこまで求められない環境であれば、英語ができなくても働くことはできますが、英語環境となるとやはり英語が必要になるので。
オーストラリアは英語圏なので、英語を使う仕事のほうが多いです。
なので、英語はできたほうが仕事は見つけやすいし、働きやすい。
では、ある程度英語ができれば、どのようなところで働けるのか?
実際にオーストラリアで働く日本人はどのような仕事をしているのか?
下記で解説します。
オーストラリアで働く日本人
オーストラリアで働く日本人がしている仕事です↓
・シェフや料理補助
・バリスタ
・バーテンダー
・ホテルスタッフ
・クリーナー
・ツアーガイド
・アパレル
・ベビーシッター
・自動車整備士
・農場や牧場
・留学エージェント
・旅行会社
・配送業者
・出版企業
・貿易会社
・美容師
・ネイリスト
・デザイナー
・教師
・会計士
・看護師
・医師
・介護士
などなど。
上記は一例です。ほんとさまざまな仕事があります。
資格があれば、会計士や看護師といった専門職に就くことも可能。
日本人に人気の仕事
ローカルカフェでの仕事は人気があります。
人気の理由は給料が比較的高いのもありますが、海外のカフェで働くことに憧れを持っている日本人が多い。
また、オーストラリアのコーヒー文化は世界的にも有名なので、バリスタを目指しオーストラリアに渡航する人もいます。
観光系の仕事も人気で、ツアーガイドとして働く人や旅行会社、またはホテルで働く日本人も少なくないです。
留学業界の仕事も人気で、留学エージェントで留学カウンセラーとして働く人もいます。
自然好きな人には、農場や牧場の仕事も人気。
オーストラリアの給料
給料は日本より高いです。
最低時給は現在約1500円。(毎年あがってます)
一般的に、日系企業よりもローカル企業の方が給料はいいので、英語ができたほうが稼げます。
オーストラリアの仕事環境
日本よりオーストラリアの方が良いって言う人がほとんど。私もその内の一人です(笑)
オーストラリアは職場でもリラックスした雰囲気。
理由としては、一般的にオーストラリア人の性格が楽天的なことが挙げられます。
例えば、オーストラリアでは「No worries」という言葉をよく使います。
「気にするな」という意味。「Don't worry」よりも使われます。
言葉の節々にNo worriesをいうオーストラリア人もいるくらい、気にするなの文化なので、気が楽。
私の以前の職場の上司はオーストラリア人で、何を聞いてもNo worriesと言っていたので、たまにはまじめに答えてくれよと思ったこともありましたが(笑)
仕事の休みや残業
有給休暇の消化率は日本と比べてオーストラリアの方が高く、残業はオーストラリアの方が少ないです。
メインの理由は2つ。
ひとつは考え方。オーストラリアはもともと仕事は時間内に終わらす考え方が強く、また、仕事以外の時間を大切にする考え方も日本より強いです。
もうひとつは、土日祝日や時間外労働に高い賃金設定がされているから。経営者にとっても、時間内に仕事を終わらせた方がコスト削減につながるので。
私も現地の企業で働いていましたが、有給や個人休暇はとりやすかったですし、残業も全くありませんでした。
またオーストラリアで働きたい(笑)
オーストラリアで働きたくなってきた方も多いのではないでしょうか。
最後に、実際にどのように仕事を探すのか、その方法を解説します。
オーストラリアで働く方法
オーストラリアで働く方法です↓
1.ビザを取得
2.都市を決定
渡航後
3.TFNを取得
4.求人サイトで仕事を探す
5.履歴書を提出
6.面接
ひとつずつ解説します。
方法①ビザを取得
冒頭でお伝えしたように、まずはビザを取得。
ビザがないと渡航することすらできませんし、働けるビザがないと働くことができません。
なので、オーストラリア渡航前に働けるビザを申請し取得。
ビザ申請は通常オンラインで移民局のサイトから行います。
方法②都市を決定
並行して、オーストラリアの都市を決定しましょう。
都市が決まらない限り、航空券を購入することもできません。
求人の数が多いのは、大都市。
なので、シドニーとメルボルンが仕事の数は一番多いです。
方法③TFNを申請
渡航後にはTFNを申請。TFNとはTax File Numberの略で、納税者番号です。
給料をもらったら、日本と同じように所得税を払う必要があり、その記録を残すための番号を取得します。
申請はオーストラリアの税務局のサイトから行います↓
あわせて現地で銀行口座を作成するのがおすすめ。給料は銀行振込がほとんどなので。
方法④求人サイトで仕事を探す
仕事の探し方は日本と似ていて、求人サイトで探します。
下記のようなサイトを利用します↓
・Cheers(日本語)
・JAMS(日本語)
・SEEK(英語)
英語環境、給料が高いものを希望するのであれば、SEEKがおすすめ。
現地の人も利用する求人サイトです。
方法⑤履歴書を提出
希望の仕事が見つかれば、履歴書を提出。
企業などにはオンラインで提出しますが、カフェやレストランなどであれば、お店で手渡しも可能です。
日本語の履歴書ではなく英文履歴書を準備します。
英文履歴書は英語学校に通っている時に、先生に添削してもらいながら作成する人が多いですが、自分で作成することも可能。
オンライン上に英文履歴書サンプルはたくさんあります。
方法⑥面接
書類選考がパスできれば、次は面接。
日本語環境であれば日本語で面接ですし、英語環境であれば英語環境になります。
仕事探しの流れは日本とそこまで変わりません。
英語ができなくても仕事を探すことはできます。
しかし、英語ができれば、英語の求人サイトも見れますし、仕事の幅が広がります。
なので、英語はできたほうがやはりベター。
まとめ|オーストラリアで働くために絶対的に必要なものはビザのみ
オーストラリアで働くには、働けるビザが必要です。
働けるビザがあれば、英語ができなくても、資格がなくても働くことは可能。
しかし、英語ができなければ、仕事の幅が制限されるので、やはり英語はできた方がいい。
なので、まずは英語を勉強し、ある程度英語ができるようになってから、仕事を探したほうが効率的。
ローカルのお店や企業の方が給料も良いし、働く環境も良い。
日本語環境だと、年功序列のような日本の文化が強い可能性もあるので。
オーストラリアで働きたい、英語環境で働きたい、そういった思いが強ければ英語もできるようになります。
私がそうだったので。
自分の気持ちに正直に。
やりたい気持ちを大切に、行動しましょう。