「海外で就職したい、けど面接が不安...」
「海外で転職したい、面接って日本と違うのかな...」
海外での面接、不安になりますよね。
本記事では下記を解説します。
・日本と海外の面接の違い
・海外の面接で失敗しないコツ
日本、オーストラリア、ニュージーランド、カナダで就労経験のある筆者が、日本と海外の面接の違いについて解説します。
海外就職や転職の面接で失敗しない方法も解説。
海外の面接について知りたい方、必見です。
■目次
海外就職や転職の面接で失敗する理由
海外の面接で失敗しないためには、まず失敗する理由を知ることから。
なぜ、海外就職や転職の面接で失敗するのか?
一番の理由は準備不足です。
海外の面接の失敗理由は準備不足
想像してみてください。あなたが面接官で、2人の候補者に質問。
「なぜ他の企業ではなく、当社のこの求人に応募したんですか?」
1人は、求人への応募理由を回答。もう1人は、他社との違いと求人への応募理由を回答。
どちらを雇いますか?
後者ですよね。
応募している企業のことを知らないと、他社との違いを答えることはできません。
また、面接官に他の企業でも良いんじゃないという印象を与えてしまいがち。
なので、面接前に準備することはとても大切。
日本でも海外でも同様。
では面接前に何を準備すれば良いのか?
面接前に準備すること
面接前に準備することは、応募している企業がどのような会社で、どのようなサービスを提供していて、どのような人材を求めているかをリサーチすること。
そして、なぜ自分がその人材に適しているか、自分の経験を交え、説明・説得できるように準備しておくこと。
これが、面接の核心部分です。
日本の面接でも海外の面接でも、同様。
私は人生で10回以上転職していますが、毎回上記を準備しています。
準備することで、仕事をゲットできています。
どのような人材を求めているかは、通常、求人要項に記載されています。
企業のサービスや活動内容に関しては、ウェブサイトなどで確認。一番アピールしているものは通常ウェブサイトのトップページに表示されています。
なので、まずは、求人要項とウェブサイトをしっかりと確認しましょう。
しかし、日本と海外の面接、全てが同様なわけではありません。
違いもあります。
なので、日本と海外の面接の違いに対しても準備することが大切。
日本と海外の面接の違いを下記で解説します。
日本と海外の面接の違い
日本と海外の面接、いったい何が違うのか?
主な違いです↓
・服装
・マナー
・アピールの仕方
ひとつずつ解説します。
海外の面接の違い①英語
海外(英語圏)では、日系企業や日本食レストランで働かない限り、英語環境になります。
海外の企業、ローカルのカフェやレストランで働きたいのであれば、確実に英語が必要。
英語環境となると、面接は英語。
日本語ですら緊張する面接を、英語で行う。簡単ではないです。
なので、海外就職前には、まず英語を鍛えないと。
英語での面接、慣れもありますが、やはり英語力がないと難しいです。
なぜなら、英語の質疑応答を丸覚えだけでは通用しないからです。
予想もしていない質問を聞かれた場合、英文の丸覚えだけでは対応できません。
なので、自信をもって発言できるレベルまで英語を習得。
自分の英語力に自信がつけば、英語ができないことからくる緊張はなくなります。
海外の面接の違い②服装
面接時の服装に関してですが、海外の方が自由です。
日本の企業では、今だに、黒色のスーツが好まれたりします。
しかし、海外の企業ではそこまでスーツの色の指定はありません。
もちろん派手すぎるのは、一般的にはよろしくないですが、日本よりはそこまで厳しくない。
理由としては、さまざまな国からの移民がいるので、宗教や文化の違いがあったり、また肌や髪色が違ったり。
違っていることに対して、そこまで反応しないからです。
また、カフェやレストランであれば、タトゥーが入ったスタッフがいたり。
日本ではあまり考えられないファッションの人がいたりと。
海外のほうが違いに対して寛容。
海外の面接の違い③マナー
面接のマナー、堅苦しさは日本の方が圧倒的に強いです。
・お辞儀は30℃や45℃
などなど、そのような堅苦しいものはなかなか海外の面接には登場しません。
しかし、海外では握手が基本。
お辞儀ではなく、握手するということに慣れておくことも大切。
海外の面接の違い④アピールの仕方
海外では自分をアピールすること、自己アピールが大切です。
なぜなら海外は実力主義だから。
実力主義なので、自分の実力を強く示す必要があります。
しかし、日本はまだ年功序列の文化が強く、謙遜が美徳とされています。
海外では謙遜するのではなく、自分をアピールすることが大切。
日本と海外の面接の違いや大切なポイントを解説しました。
では、海外の面接で失敗しないためにはどうすればいいのか?
下記でそのコツをまとめます。
海外の面接で失敗しないコツ
海外の面接で失敗しないコツです↓
・海外の面接のマナーや服装を知る
・英語で自分をアピール
・海外での日本のイメージを知っておく
コツ①応募企業を知る
何を聞かれても答えられるよう、まずは応募企業のことを知りましょう。
その企業はどのようなサービスや活動を提供しているのか。
どのような人材を求めているのか。
その人材に自分が適していることを説得できれば、面接は成功します。
コツ②海外の面接のマナーや服装を知る
失敗しないためには、海外の面接の服装やマナーを知りましょう。
服装はリクルート用のスーツでなくても大丈夫。
お辞儀より握手が基本。
急に握手されたり、ハグされても驚かないように準備しましょう。
コツ③英語で自分をアピール
このポイントが一番大切です。
海外では謙遜ではなく、自分をアピールすることがとても大切。
海外は、通常、実力主義なので。
面接で自分の経験を話す。そして、その経験を活かし、どのようにその企業やお店に貢献できるかを話す。
また下記も重要なポイントです。
自分の経験や事実を自慢するのではなく、冷静に結果として話す。
それを活かしその企業やお店にどのように貢献できるかを伝える。
自己アピールが大切とお伝えしましたが、自己アピールを勘違いして、横柄や偉そうになることもあるので注意が必要です。
体験談|英語で自分をアピール
例えば、私の場合オーストラリアで現地就職しました。
インターナショナルな会社で、韓国人・オーストラリア人・中国人・タイ人・ブラジル人などなど、さまざまな国の人が働いている会社でした。
面接は、もちろん英語。
自己アピールが大切ということを感じていたので、自分には何ができるのかをアピール。
その後、「他の候補者もいるので、1週間待ってください」と言われました。
日本であれば、必ず1週間待つと思いますが、やりたい気持ちをアピールするため、3日後に自分から連絡。
「やる気あるので、雇ってください」と。
するとやる気が伝わり、雇ってもらえることとなりました。
ここで感じたのは、自己アピールの大切さ。
結果を1週間待ち続けていた場合、雇われていなかった可能性は高い。
3日後に連絡することが正解かどうかはわかりませんが、自分からアピール・行動を起こすことは大切だと実感しました。
コツ④海外での日本人のイメージを知っておく
日本は海外でも有名な国です。
礼儀や文化、最先端の技術など、海外の人は日本・日本人についてさまざまなイメージを持っています。
そのイメージが面接を助けてくれることもあるし、逆に足を引っ張ることもあります。
例えば、「日本人はよく働く」といったイメージを持っている他国の人も多いです。
そのイメージのまま、良いイメージで面接も順調。
しかし、不意に「日本人はよく働くから、残業も問題ないでしょ」と聞かれ、回答に困ったり。
残業が問題なければ「ノープロブレム」。
しかし、それが嫌であれば、やはり「プロブレム」という必要はあります。
日本人のイメージが先行していますが、流される必要はありません。
自己主張が大切です。
海外では日本人のイメージが先行することもある。
そういったことを知っておくと、対応もスムーズです。
まとめ|海外の面接では準備して自己アピールすることが大切
まずは、企業を知る。
日本と海外の面接の違いを知る。
そして、問題なく質疑応答できるくらいまで英語を鍛える。
面接の前に、自分の過去の経験と求人要項を照らし合わせ、活かせるポイントを分析。
面接の際には、その経験を伝え、どのようにその企業やお店に貢献できるかを伝える。
そうすれば、海外の面接で成功する可能性は非常に高くなります。
海外就職や転職。英語の面接。
初めてのことは誰しも苦戦します。
しかし、やっていけばできるようになります。
行動すれば世界は変わります。