「アイルランドとカナダ、どっちに留学しよう...」
「ワーホリでアイルランド行こうかな、でもオーストラリアも気になる...」
アイルランド留学やワーホリ、気になりますよね。
本記事では下記を解説します。
・アイルランド留学とワーホリのメリット
・アイルランド留学とワーホリのデメリット
・ダブリンのおすすめ観光スポット
ワーホリ3ヵ国経験者、留学業界で10年以上の経験のある筆者が、アイルランドをカナダやオーストラリアと比較。アイルランド留学のメリットとデメリットを解説します。
アイルランドのおすすめスポットもご紹介。
アイルランドで留学やワーホリを検討中の方、必見です。
アイルランドをカナダやオーストラリアと比較
早速、アイルランドをカナダやオーストラリアと実際に比較してみましょう。
下記を比較します↓
・日本人の割合
・アジア人率とヨーロッパ人率
・英語の特徴と訛り
・旅行
ひとつずつ解説します。
比較①留学費用
ワーホリや留学を検討したとき、留学費用気になりますよね。
留学費用のメインは、授業料と滞在費と生活費。
生活費のメインは食費。ホームステイをすれば食事はついてくるので、授業料と滞在費で比較↓
1ヶ月のおよその費用です。
国/費用(月) | 授業料 | 滞在費(ホームステイや学生寮) |
アイルランド | 15万 | 12万 |
カナダ | 10万 | 10万 |
オーストラリア | 10万 | 10万 |
イギリス | 20万 | 15万 |
※レッスンは週20時間、ホームステイは1日2食で比較。上記はあくまでもおよその金額、学校や時期、コースやレッスン数により料金は前後します。
ある程度の質を求めるのであれば、上記ぐらいの費用はかかります。
もっと安い学校もありますが、安いところに行くと、講師がネイティブではなかったり、校舎が汚かったり、レッスン時間が短かったりするので、注意が必要。
上のテーブルで比較すると、留学費用は、カナダやオーストラリアの方が割安。
アイルランドの留学費用は少し割高になりますが、イギリスと比較するとまだまだリーズナブル。
比較②日本人の割合
外務省のデータを確認すると、カナダは、人口が約3700万人、そして在留邦人(その国に住んでいる日本人)は約7万人。
計算すると日本人の割合は約0.2%。
オーストラリアは、人口約2500万人、在留邦人は約10万人。日本人の割合は約0.4%。
アイルランドは人口約500万人、在留邦人約2300。日本人の割合は0.05%
表で比較すると下記のような感じ↓
人口 | 在留邦人 | 日本人の割合 | |
カナダ | 3724万人 | 7万人 | 0.2% |
オーストラリア | 2500万人 | 10万人 | 0.4% |
アイルランド | 500万人 | 2300人 | 0.05% |
計算すると、日本人の割合は、カナダはアイルランドの4倍、オーストラリアは8倍。
もちろん、旅行客の数やシーズン、また都市により日本人の割合は前後しますが、全体的に見て、アイルランドの方が少ないのは事実。
結果、アイルランドの日本人の割合は低い。
比較③アジア人率とヨーロッパ人率
アイルランドはアジア人比率が低く、ヨーロッパ人率が高い。
なぜならアイルランドはヨーロッパにあり、フランスやイタリア、スペインなどから近いので。
逆にオーストラリアやカナダはアジア人率が高く、ヨーロッパ人率はそこまで変わらない印象。
オーストラリアやカナダのアジア人率が高い理由は、韓国や中国といった国にもオーストラリアやカナダは人気の留学先だからです。
人気の理由は住みやすさ、勉強する環境、自然、気候、給料等いろいろありますが、永住権目的のアジア人も少なくないです。
なので、よりアジア人率が低く、ヨーロッパ人率が高い国で留学やワーホリしたいのであれば、アイルランドの方がオススメ。
比較④英語の特徴と訛り
英語を学ぶとなると、その国の英語の特徴や訛りが気になりますよね。
アイルランド英語の特徴は、少し早口。
英語自体はイギリス英語よりで、ダブリンで学ぶのであれば、そこまで訛りがあるわけではないです。
田舎に行くと、多少強い訛りがありますが、それはオーストラリア・カナダも同様。
英語をアメリカ英語とイギリス英語の2つに大きく分けると、アイルランドとオーストラリアはイギリス英語。
カナダはアメリカ英語。
アイルランドとオーストラリアはイギリス英語なので、1階はFirst Floorではなく、Ground Floor。
アイルランドやオーストラリアの場合、2階はFirst Floorなので、ご注意を。
日本人に馴染みのある、Rを巻き舌で発音するのはアメリカ英語。
カナダはアメリカ英語より。
なので、カナダの英語は馴染みがあるので、学びやすいと言われたりも。
ただ、私の場合、主に英語はオーストラリアで身につけました。
しかし、アイルランド・カナダ・アメリカ・イギリスどこにいっても、オーストラリアで学んだ英語は通じたので、英語圏の都市部で英語を学ぶのであれば、問題なし。
なので、アイルランドのダブリンで英語を身につけても、世界各国通用するのでご安心を。
比較⑤旅行
アイルランドはヨーロッパにある国なので、ヨーロッパ旅行しやすい。
例えば、アイルランドからイギリスに旅行。
アイルランドからイギリスであれば、直行便で約1時間。
カナダのバンクーバーからだと、約9時間...
オーストラリアからだと、約17時間!?
どう考えても、17時間のフライトよりも、1時間のフライトの方が楽ですよね?
フランスやイタリア、スペインに旅行したいといったケースも同様。
アイルランドからであれば、数時間。
また料金もアイルランドからであれば、格安。
ヨーロッパ旅行を楽しみたい人には、アイルランドが断然オススメ。
アメリカ旅行を楽しみたいのであればカナダ。ニュージーランドであればオーストラリア。
アイルランドの特徴はなんとなくわかってきたけど、アイルランド留学のメリットやデメリットをもっと知りたい...
という方も多いのでは。
下記で、アイルランド留学のメリットやデメリットを詳しく解説します。
アイルランド留学とワーホリのメリット
アイルランド留学とワーホリのメリットです↓
2.アジア人が少なく、ヨーロッパ人が多い
3.ヨーロッパ旅行しやすい
4.ダブリンはおしゃれ
5.イギリスよりもリーズナブル
6.世界的に有名なお酒がある
一つずつ解説します。
メリット①日本人が少ない
上記でもお伝えしましたが、アイルランドは英語圏ですが、他国よりも日本人が少ない。
留学やワーホリの穴場です。
理由としては、アイルランドは日本人にとってそこまでメジャーな国ではないから。
留学やワーホリと聞いて、アイルランドを思い浮かべますか?
Yesと答える人はまだまだ少ない。
オーストラリア、カナダ、アメリカ、イギリス、ニュージーランドといった国を思い浮かべる人がほとんど。
なので、英語圏で、より日本人が少ない環境を希望するなら、アイルランドはオススメ。
メリット②アジア人が少なく、ヨーロッパ人が多い
こちらもお伝えしましたが、アイルランドはアジア人率も低い。
理由としては、上記と同じで、韓国や中国にとってもアイルランドはマイナーな留学先。
逆にヨーロッパ圏の人にとっては、メジャーな留学先。
というのもアイルランドはEUに属していて、EU内での移動・留学はEU外よりもスムーズだから。
そのため、EUに属している国、フランス・イタリア・ドイツといった国からの留学生の割合も高い。
最近では、トルコやブラジルからの留学生も増えています。
アイルランドが留学の穴場ということに気づき始めたのかも...
メリット③ヨーロッパ旅行しやすい
アイルランドはヨーロッパに位置し、イギリスの横にある島国です。
他国に旅行しようとなると、飛行機で移動。
例えば、日本からフランスのパリに行くとなると、直行便で約12時間30分。
しかし、アイルランドからであれば、約2時間。
近くないですか?
また、アイルランドには格安航空会社ライアンエアーがあり、ヨーロッパ各国へ格安で行くことができます。
例えばアイルランドのダブリンからフランスのパリであれば、往復1万円未満。
日本からパリであれば、直行便だと往復10万円前後。
アイルランドからのヨーロッパ旅行は格安。
メリット④ダブリンはおしゃれ
アイルランドの首都ダブリンはおしゃれ。
雰囲気のあるバーやカフェ、またアパレルのお店もたくさんありますし、歴史的な建造物、お城や教会もあります。
新しいものと歴史的なものを両方味わうことができます。
雰囲気はイギリスのロンドンに似ています。
おしゃれなカフェでランチ、その後、雰囲気のあるバーでアイリッシュウィスキーを嗜む。
そんな生活いかがです?
ちなみにアイルランドでは、飲酒は18歳以上からOK。
メリット⑤イギリスよりもリーズナブル
こちらはイギリスとの比較。
ダブリンはロンドンに似ていると言いましたが、ロンドンよりも宿代はリーズナブル。
ダブリンの市内近郊でシェアハウス(シングルルーム)を探すと、相場は7万前後。
ロンドンであれば相場は10万前後。
ロンドンはダブリンの1.5倍くらいします。
理由としては、ロンドンの方が規模が大きく、より都会なので。
ダブリンはロンドンよりも規模は小さいですが、ロンドンに雰囲気が似ていて、費用はリーズナブル。
なので、イギリス留学やワーホリを検討されていて、予算の関係で断念する場合、アイルランドを選択肢に入れるべき。
メリット⑥世界的に有名なお酒がある
アイルランドといえば、ギネスビール。そしてアイリッシュウィスキー。
アイルランドには世界的に有名なお酒があり、お酒好きにはたまらない環境。
ダブリンにはアイリッシュパブの聖地と言われている、テンプルバーエリアがあります。
テンプルバーエリアでギネスビールを注文。
ギネスビールの注ぎ方もおしゃれで、ギネスビールの場合、一度注いでから、1~2分放置。
泡と液体の分離を待って、再度注ぐ。
私はその注ぎ方を知らなかったので、バーカウンターに放置されたビールが注がれたグラスを取ろうとし、スタッフに注意されました(笑)
その待ち時間が、ギネスビールを美味しくするらしい...
メリットの次はデメリット。
下記でアイルランド留学とワーホリのデメリットを解説します。
アイルランド留学とワーホリのデメリット
留学費用を比較すると、アイルランドはカナダやオーストラリアよりも割高。
留学費用が割高なのはデメリットの1つ。
その他のデメリットとは?
下記がアイルランドのデメリットです↓
2.雨の日が多い
3.ワーホリビザの倍率が高い
4.仕事の数が少ない
ひとつずつ解説します。
デメリット①規模が小さい
アイルランドの国のサイズは、カナダやオーストラリアの100分の1以下。
規模が小さい。
また、有名な都市が少ない。
有名な都市やエリアが少ないと、留学やワーホリ中、飽きたりすることも。
アイルランドのメジャーな都市と言えば?
ダブリン。
カナダにはバンクーバーやトロント、モントリオールやケベック。
オーストラリアには、シドニー、メルボルン、ゴールドコースト、ブリスベン、ケアンズ、パース。
カナダやオーストラリアでは国内旅行や国内観光が楽しめるけども、アイルランドでは...
しかしアイルランドは、ヨーロッパ旅行がしやすいので、ヨーロッパ好きには問題ないかと。
デメリット②天気が変わりやすい
1日の中に4季がある。
と言われているぐらい、アイルランドの1日の天気は変わりやすいです。
晴れていたのに、急に雨が降ったり。大雨だったのに急に晴れたり。
しかし温度は、冬は寒くなっても0℃、夏は暑くなっても20℃。
そこまで温度差があるわけではないので、過ごしやすいと言えば過ごしやすい。
なので、ずっと晴れの日が良くて暑い方がいいという人には、あまりオススメできない環境ですが、少し涼しいぐらいの方が良い人であれば、問題なし。
デメリット③ワーホリビザの倍率が高い
現在、アイルランドは日本に対して、年間ワーホリビザを800名の方へ発行。
カナダは6500名。
オーストラリアは無制限。
なので、アイルランドの場合、抽選となり、なおかつ倍率が高くなるため、ワーホリビザの取得が難しい。
アイルランドワーホリの抽選で落ちた場合、ワーホリがどうしてもということであれば、他国を検討するのもあり。
どうしてもアイルランドということであれば、アイルランドの学生ビザを検討するのもあり。
というのもアイルランドの学生ビザは、半年以上のコースに申し込めば、アルバイトも可能になるので。
デメリット④仕事の数が少ない
アイルランドは規模が小さく、メジャーな都市が少ないので、求人の数も少ない。
カナダやオーストラリアの方が、仕事の数は多いので、英語ができなくても、できる仕事があったり。
日本食レストランや日系のお店の数も多いので。
しかし、アイルランドの場合、求人の数が少ない分、より高い英語力を求められるケースが多い。
なので、英語力があまりないのであれば、まずは語学学校でしっかりと英語を学ぶべき。
アイルランド留学とワーホリにはデメリットがあるけども、それは他国も同様。
メリット・デメリットはどの国にもあります。
大切なのは、デメリットも考慮し、決断すること。
決断する前に、アイルランド観光スポットも知りたい...
という方に、ダブリンのおすすめ観光スポットを下記でご紹介します↓
ダブリンのおすすめ観光スポット
最後にダブリンのおすすめ観光スポットをご紹介。
アイルランドで留学やワーホリする方は、まずダブリンから生活を始める人がほとんど。
なぜなら、語学学校はダブリンに集中しているので。
ダブリンのおすすめエリアです↓
Trinity College (トリニティカレッジ)
トリニティカレッジとはダブリン大学のことで、アイルランド1位の名門校。
日本でいう東大です。
アイルランド最古の国立大学で400年以上の歴史があります。
図書館には、貴重な本がたくさん展示されており、映画の世界のような雰囲気。
観光客にとても人気のある観光スポットです。
行列ができて、入場制限されていることが多く、待ち時間があったりするので、観光するなら早めの時間帯で。
Temple bar(テンプルバー)
アイリッシュパブが立ち並んでいる、おしゃれエリア。
カラフルで雰囲気のある建物が多く、インスタ映え間違いなし。
見るだけでも楽しめますが、来たからには、ギネスビールを楽しまないと。
アイリッシュウィスキーを嗜まないと。
Grafton Street(グラフトンストリート)
アパレルのお店や、カフェなどが密集しているショッピングエリア。
ショッピングはこのエリアで決まり。
まとめ|アイルランドは留学とワーホリの穴場
アイルランドはカナダやオーストラリアと比べ、日本人が少ない。
またアジア人率も少なく、ヨーロッパ人率が高い。
英語環境に染まりたい人には、とてもオススメ。
しかし、費用的には、カナダやオーストラリアよりも少し割高。
また国の規模的に小さく、国内旅行のオプションは少ない。
だけども、ヨーロッパ旅行は格安で、ヨーロッパ各国に旅行しやすい。
アイルランドにはカナダやオーストラリアにはない魅力があります。
しかし、もちろんデメリットも。
なので、メリット・デメリットを考慮し、決定。
そうすれば、後悔しない。
一生モノの経験、留学・ワーホリをアイルランドで。